このページでは、デジタル通貨ADAについての基本的な情報、これまでの軌跡についてご紹介します。
参照:カルダノ財団公式HP
Cardanoとは
Cardanoとは、スマートコントラクトを実行するためのオープンソースのブロックチェーンプラットフォームのことです。また、Cardanoの専用通貨は「ADA」(エイダ)と呼ばれ、暗号通貨として世界中の30以上の取引所にて取引されている。
ADAはデジタル通貨であり、世界中のどこにいても仲介者を介する必要なく安全な価値の交換としてadaを使用できます。
すべての取引記録は、Cardanoブロックチェーン上に永続的、安全、かつ透過的に記録されます。
すべてのADA保有者は、Cardanoネットワークの株式も保有しており、ウォレットにて保有しているADAは報酬を獲得するためにステークプールに委任するか、ネットワークの正常な実行に参加するためにステークプールに誓約することができます。
今後はADAはCardanoプラットフォーム上のさまざまなアプリケーションやサービスにも使用できるようになります。
ADA(エイダ)の名前の由来は19世紀の数学者で、最初のコンピュータープログラマーとして認められており、詩人のバイロン卿の娘エイダ・ラブレスにちなんで名付けられました。

Cardanoの承認システム
Cardanoはブロックチェーンの承認にPoS(Proof of Stake)を用いており、ステーキングによって拡大していきます。
デジタル通貨のステーキングとは、対象となる暗号資産を保有し、ブロックチェーンのP2Pネットワークに参加することで報酬を得ることができる仕組みです。
PoS(Proof of Stake)におけるステーキングは、ビットコインに代表される承認アルゴリズムPoW(Proof of Work)
におけるマイニングにあたるプロセスです。
PoW(Proof of Work)ではマイニングを行う際のブロックチェーンの承認作業時に多くのノードによる取引処理を必要とするため、大量の電力を消費するという問題点が指摘されています。
PoS(Proof of Stake)では、PoWのように多くのノードが承認作業に参加するのではなく、承認作業をするノードを限定して行うため、大量の電力を必要としません。
持続可能な世界の実現が重要課題となっている昨今、環境負荷の少ない事業にはさらなる成長可能性が見込まれます。
ロードマップ
ADAの開発は、Byron(バイロン)、Shelley(シェリー)、Goguen(ゴーグエン)、Basho(バショウ)、Voltaire(ボルテール)の5期からなるCardanoロードマップhttps://roadmap.cardano.org/ja/に沿って開発されています。
各開発期は特定の機能性に基づいて設定されており、この機能性は複数回のコードリリースによって配信されます。




Byron期
Cardanoは学術研究、査読、厳密な形式手法に基づく開発モデルにより築き上げられた、第三世代ブロックチェーンです。2015年、全ブロックチェーンネットワークが直面していた3つの戦略的課題、スケーラビリティ、相互運用性、サステナビリティを克服するというビジョンから物語は始まりました。何千にも及ぶGitHubコミット、何百時間もの研究を経て、2年後の2017年にようやくCardanoの最初のビジョンが形となり、Byron期が始まりました。
2015年2月10日のカルダノ財団の設立以来、様々な企業・機関と連携を進めており、今後さらなる発展が期待されています。
Cardanoエコシステムの展開
アフリカへ
Cardano開発企業であるIOHK(Input Output社)は、2021年4月にアフリカ大陸全体の持続可能性と金融包摂に向け、エチオピア 政府とWorld Mobile Groupとの提携を発表しました。
エチオピアの教育システム構築
エチオピア政府との提携の目的は、Cardanoのブロックチェーンを活用して、全国の生徒の学習達成度記録システムを構築することです。Cardano上に構築されたIDソリューション「Atala PRISM」を活用して、学習記録の証明や学習の質向上を目指すものです。
タンザニアにネットワークへのアクセスを
World Mobile Groupとの提携の目的は、まずタンザニアから、再生可能な太陽光発電エネルギーを使用して、持続可能なインターネット接続の実現を目指すものです。安定したネットワークへのアクセス環境を構築することで、教育や医療、金融の分野への接続を可能にし、コミュニティの発展に寄与します。
アジアへ
AI領域へ
ADAの保管方法
◆ADAの保有ウォレットには『ダイダロス』・『ヨロイ』の2種類があり、各ウォレットの詳細については以下の記事を
参照ください。
ADAステーキングについて
◆ステーキングの仕組みについては、以下の記事をご覧ください。